タイトルの〇〇には何が入ると思いますか?
正直、子どもの成長には様々な能力が必要だと思います。
ただ、時代が急速に変化している今、特にこの能力が大切ではないかというものを今回ご紹介したいと思います。
この記事を読んでいただくことで、必ず今後の子育ての参考になると断言します!
✅子どもが生まれたばかりの新米ママ、新米パパ
✅子どもに将来、不自由なく育って欲しいと思うママ、パパ
✅子育てに悩んでいるママ、パパ
子育てってほんと大変ですよね!
世界中のママ、パパ先輩に尊敬します!いや、ほんとに!
私自身、子どもが生まれてからは毎日が育児との闘い、そして妻との闘いです!(笑)
ただ、子どもが生まれてから、初めて子育て本を何冊も購入し、私なりに日々実践し、育児もかなり楽しんでいるのも事実です!
結論!これからの時代に子どもに必要な能力は〇〇!
これからの時代に子どもにとってどんな能力が必要だと思いますか?
と思われた方も多いのではないでしょうか。
結論から言いますと、私的には「非認知能力」が一番重要ではないかと考えています。
そうですよね!
私自身、子育て本を読むまでは全くもって知らない用語でした。
非認知能力が注目されるきっかけとなったのは、2000年にノーベル経済学賞を受賞した、ジェームズ・ヘックマン教授の研究によります。
「幼少期に適切な教育を受けさせることによって養われた学習意欲が、その後の人生にも大きく影響したと考えており、青年期に教育を施すより、幼児期に教育を受けさせたほうが、より少ないコストで教育の効果が期待できる」
引用:ジェームズ・ヘックマン
非認知能力とは
・くじけない心
・やり抜く力
・行動する力
・コミュニケーション能力
・課題を見つけ、解決する力
など、言わば、総合的な人間力のことを意味します。
では、なぜ非認知能力がこれからの時代に必要なのでしょうか?
非認知能力が必要な3つの理由
①これからの社会を生き抜くため
転職者数及び転職者比率の推移
(転職者数)
引用元:総務省統計局
こちらの統計は、2019年の転職者数及び転職者比率の推移を表したものです。
2019年の転職者数は351万人と過去最多となり、新卒3年以内の離職率は3割になるとも言われています。
「一つの会社で勤め、定年を迎える」といった話はもはや神話になってきています。
私自身も転職経験があります。
転職理由は様々あると思いますが、転職をするには能力はもちろん、それ以上にコミュニケーション能力がやはり大切になってくると思います。
現代の就職採用試験において、筆記試験よりも面接重視はもはや一般常識です。
学生時代の教科書を使った、勉強で養われる認知能力では、コミュニケーション能力は
育ちません。
私の学生時代にも、テストでは優秀でしたが、コミュニケーション能力があまり得意ではない友人がいました。
私からすると、その友人に対し、「頭いいなー!大企業に就職するんだろうな」と思っていましたが、就職活動でかなり苦戦を強いられていました。
野村総合研究所の調査によれば、約20年後には、日本の労働人口の49%の仕事がAIに代替されるとの見方もあります。
非認知能力でこれからの時代を生き抜く!
②自己肯定感を高めるため
「自己肯定感」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
最近、自己肯定感に関する書籍も多数出版されています。
私はかなり自己肯定感が低かったのですが、本を読み、実際に実践していく中で、今現在も少しずつですが、自己肯定感を高めています。
自己肯定感に関して言うと、
交通事故で足を骨折してしまった場合。
どうでしょうか?
Bさんは自己肯定感が高い人と言えます。
日本人は先進国の中でダントツに自己肯定感が低い国です。
国立青少年教育振興機構の高校生を対象とした2014年の意識調査によると、
「自分はダメな人間だと思う」という問いに対して、
「そうだ」と答えた日本の高校生はなんと72.5%もいました。(ちなみに、韓国は35.2%、アメリカは45.1%)
これだけでも、これからの日本社会では「自己肯定感」というキーワードがより重要性を増すと考えられます。
自己肯定感を高め、自信を持つ!
③折れない心を作るため
折れない心。
これは本当にこれからの子どもには大切だと実感して言えます。
私自身、適応障害で休職した経験があるからこそ、断言できます!
折れない心を作るためにも、非認知能力が必要になってきます。
非認知能力を高めることにより、
心が強くなる➡自分に自信が持てる➡ポジティブな行動や考えを取る➡人生全体が前向きになる
といった、まさにプラスの相乗効果が期待できます!
折れない心は、「やり抜く力」を育てます。
これは勉強だけではなく、スポーツにも効果が期待でき、目標(ゴール)にたどり着く可能性を飛躍的に高めてくれます。
折れない心を作って、人生を前向きに!
子どもの非認知能力を伸ばす3つの方法
結論から言いますと、個人的にはこの3つが大切だと思います。
①愛情を注ぐ
②対話する
③思いっきり遊ぶ
一つずつ説明していきますね!
①愛情を注ぐ
児童精神科医でもあった佐々木正美さんの著書『はじまりは愛着から~人を信じ、自分を信じる子どもに~』の中にこんな言葉があります。
「どんな子どもに対しても、その子どものもって生まれた個性や能力に満足し、日々肯定的な態度で接しながら愛情を伝え続けることができる親や教師が、優れた養育者や教育者だといえるのです。」
子どもは親から充分に愛されていると実感して初めて、自分の性格や能力に肯定的な実感を抱くようになるのです。
愛情の注ぎ方は日々の生活の中でもたくさん溢れています。
・家族みんなで食事をする
・絵本をいっぱい読んであげる
・子どもの学校行事にできるだけ参加する
・泣いていたら抱きしめてあげる
etc…
言葉にしなくても、この記事を読んで下さっている方なら理解されていると思います。
ただ、単に「愛情を注ぐ」と言葉では理解していても、子どもにとっては「僕のこと、私のこと、分かってくれていない」と感じていることも多いものです。
私の経験談を一つ。
当時、息子は2歳でした。
家の中で一緒にレゴブロックで遊んでいました。
私としては、子どもがブロックを組み立てやすいように
と手渡しをしていましたが、
子どもが
と言いました。
その時は「なんで?」と思いましたが、よくよく考えるとこれは愛情の注ぎ方が間違っていました。
子どもとしては、「自分でしたい」という気持ち、それこそ、非認知能力を育てようとしているのに、私が邪魔をしていたのです。
それ以来、「親にとってのいい子ではなく、子どもにとってのいい親」になることの大切を学びました。
②対話する
アメリカのシカゴ大学の小児人工内耳外科医であるダナ・サスキンドさんの著書『3000万語の格差』の中にこんな言葉があります。
「子どもが聞く言葉の量と質、それも誕生から3歳までの言語環境が最終的な学習到達度の差につながる」
この本を読んだときは衝撃的でした!
「3歳までで人生もう決まってしまうの!?」
ただ、非認知能力を育てる上では、子どもにいっぱい話かけてあげることは大切です。
私自身も、この本のおかげで、子どもとはたくさん対話をしています。
絵本を読み聞かせてあげることもいいですし、一緒に晩御飯を食べる時に今日の保育園、幼稚園、学校での出来事を聞いてあげるだけでも全然違うと思います。
私が子どもと対話をする時に心掛けていることは、「真剣に聞いてあげる」こと。
食器を洗っている時に子どもが話かけてきたら、耳で聞くだけではなく、きちんと目を見て真剣に聞いてあげる。
スマホをいじっている時に、「これってどうするの?」と聞いてきたら、スマホを置いて、真剣に聞いてあげる。
このことが、先ほどの「愛情の注ぎ方」にも繋がってくると思います。
③思いっきり遊ぶ
佐々木正美さんの著書の中にこんな言葉があります。
「子どもはまず、子ども同士で充分に遊ぶことが必要です。遊びの中で、友だちから学び、友だちに教えることによって、社会的な経験を経て、それから学校式の勉強に励むようになるのが自然なのです。」
確かに、皆さんも友だちとの遊びの中で社会性、協調性や規律など学んだ経験があるのではないでしょうか。
私自身、子どもの頃に兄の友人や親戚の子どもと一緒に遊ぶ機会が多く、その中で学んだことも多かったです。
アメリカの「遊びの研究所」の創設者であるブラウン博士の研究では、6000人の子どもを対象に遊びと成長の関係性を調査しました。
その結果、「幼少期からよく遊んでいた子どもは、自分から問題を見つけ、自分で考えて行動する力が優れている」ということが分かりました。
つまり、勉強は二の次、三の次!
まずは、思いっきり遊ぶことが大切なのです!
また、自然の中で遊ぶ機会が多かった子どもは、自己肯定感が高い傾向にあるそうです。
自然の中で、身体を思いっきり動かすことで、ドーパミンやセロトニンなどの幸せホルモン
が多く分泌されるからです。
私が住んでいる地域は田舎なので、すぐ近くに山や海があるため、休日は家族3人で自然の中で遊ぶように心掛けています。
都会に住んでいる方も近くの公園で良いので、できるだけ自然の環境で子どもと遊んでみてはいかがでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか。
非認知能力については、最近話題になってきた言葉です。
ただ、アメリカでは何年も前に教育方針として取り入れられています。
子育てママ、パパが日々、多忙であることは本当に理解できます。
私自身も毎日が闘いです(笑)
ただ、目の前にいる子どもが将来、自分の力で生きていく力を身につけるにあたり、非認知能力を高めてあげることは親としての責務ではないでしょうか。
この記事が読者の方の、何かのきっかけとなれば幸いです!