スタバちゃん (@sutabapeach)です!
突然ですが、問題です!
Q:どんな【褒め方】が子どもの能力を伸ばすと思いますか?
Q:どんな【叱り方】が子どもにとって良いと思いますか?
即答できた方は、正直、この記事を読む必要はありません!
答えが浮かばなかった方は、是非最後まで読んでみてください!
今まで知らなかった子育てについての知識を深めることができます。
✅子どもの将来を豊かたにしたいと思っている人
✅子どもの育児に悩んでいる人
✅子どもに対しての褒める、叱るについて詳しく知りたい人
私には現在、3歳になる息子がいます。
子どもが生まれるまでは、育児についての知識はもちろんゼロでした。
ただ、子どもが生まれたことがきかっけで、育児についての知識をどんどん吸収し、楽しく育児をしています。
育児において、避けては通れないのが【褒める】と【叱る】です。
冒頭でもご質問した、
どんな【褒め方】が子どもの能力を伸ばすのか?
どんな【叱り方】が子どもにとって良いのか?
子育てをしているママさん、パパさんなら一度や二度考えられたことは必ずあると思います。
ただ、何冊もの育児本を読んでいる中で、多くの本に同じような【褒め方】【叱り方】が書いてあったのです。
そのことについて、今からお話したいと思います。
はじめに重要なお話
いきなりですが、皆さん、我が子には十分な愛情を注いでいますか?
もちろん、多くの方がたくさんの愛情を子どもに注いでいることでしょう。
当たり前のことですが、【褒める】にしても【叱る】にしても、土台に愛情がないと意味がありません。
児童精神科医である佐々木正美先生の書籍の中にこんな言葉があります。
『人間が「人を信じ、自分を信じて」生きていくための基本的な感情が愛着です。子どもが母親に抱く愛着感情は、母親の顔色をうかがいながらふるまったり話したりしなくてはならない環境では、けっして身につきません。望んだまま愛され、本音でものが言えるように育てられて初めて、愛着の感情は子どもの心に豊かに育っていきます。』
引用:佐々木正美 「はじまりは愛着から」
親が愛情を持って、【褒める】、【叱る】ことによって、初めて子どもは「人を信じ、自分を信じる」ことができるのです。
愛情がないのに褒められたり、叱られたりしても、子どもにとっては何の価値もありません。
基本的なことですが、はじめにお話させていただきました。
子どもの能力を伸ばす【褒め方】について
結論から言います。
褒め方に関しては、本当に多くの本に次の言葉が書かれています。
それは、
「才能を褒めるのではなく、頑張ったことや努力したことなどの過程を褒める」
です。
子どもを褒める時の原理原則と言っていいほど、どの本にも書いてありました。
スタンフォード大学の心理学の教授である、キャロル・S・ドゥエックさんの研究にもそのことが明らかになっています。
この研究では、10代の子どもたちに10問のIQテストを解かせて、2種類の方法で彼らを褒めました。
Aグループ:「○○点も取ったんだね!頭いいね!」
Bグループ:「〇〇点も取ったの、よく頑張ったね!」
Aグループは、子どもたちの「才能」や「結果」を褒めました。
一方で、Bグループは子どもたちの「努力」や「プロセス」を褒めたのです。
その結果、次のテストで2つの問題を選択する際に、Aグループの子どもたちは、難しい問題を避ける傾向があったのです。
「能力」や「結果」を褒められた子どもたちは、より難しい問題が解けなかった時に、「自分には才能がない」「自分は頭が悪い」と思う傾向が見られたのです。
子どもへ間違った【褒め方】をするだけで、子どもの「自信」そのものを奪ってしまうのです。
これって本当に怖いことだと思いませんか?
私自身も経験があります。
小学生や中学生の時は、学校でのテストで満点を取ることが多く、よく褒められたものでした。
ただ、それこそ、「頭いいね!」と褒められることで、
「次のテストでも満点を取らなければ」
「満点を取れなかったら自分は頭が悪い」
と不安に駆られることが多くなったのです。
結果的に、満点を取ることへの恐怖心から勉強をあまりしなくなり、
「勉強をしていないから、満点が取れない」
と自分に嘘をつくようになりました。
これにより、自己肯定感がかなり低くなりました。
【褒め方】一つで、こんなにも人の考えが変わるのだなと今ではつくづく思います。
そのため、息子には、
「プラレール、自分一人で作ったんだ。時間かけてよく頑張ったね!」
「パジャマ、一人で着れるようになったね!上手になったね!」
など、「努力」や「プロセス」を褒めるように徹底しています!
皆さんも、是非、子どもを褒める際に意識してみてください。
子どもを褒める時は、「才能」ではなく、「過程」を褒める!
子どもの能力を伸ばす【叱り方】について
突然ですが、皆さんは子どもが何か悪いことをしたときに怒っていますか?
それとも叱っていますか?
【怒る】と【叱る】は全くの別物です!
【叱り方】についてお話しする前に、【怒る】と【叱る】について触れたいと思います。
怒る… 親のイライラ感情を子どもにぶつけるもの
叱る… 親が子どもを想い、伝えるもの
私はこのように認識しています。
ただ、頭では分かっていても、どうしてもイライラしてしまい、子どもに怒ってしまうことってありますよね?
もちろん、私にもあります。
ただ、【怒る】と【叱る】の違いを理解して、きちんとした【叱り方】を頭の中に入れておくだけでも、今後の子どもの成長を思えば、全く違ってきます。
では、どんな叱り方が子どもによって良いのでしょうか。
佐々木正美先生の書籍にこんな言葉があります。
『「悪いこと」をして叱られたときは、母親の怒りにふれてもしかたがないという気持ちになれます。しかし、「悪い子」だから怒られたときには、自分が根底から母親に拒否されたことを感じて自己否定的になり、自尊心が傷つきます。』
引用:佐々木正美 「はじまりは愛着から」
つまり、子どもが悪いことをした時に、「子ども自身」を怒るのではなく、「子どもがした行為のみ」を叱りなさい、子どもの「自尊心」は絶対に傷つけてはならないということです。
半世紀近く、子どもの精神医学や精神保健の臨床に携わってきた、佐々木正美先生曰く、
親の厳しいしつけにあった非行少年少女の多くは、子どもの頃に親から「自尊心」を傷つけられたことが原因とのことです。
【褒め方】と同じように、【叱り方】も、子どもの将来に大きな影響を及ぼすのです。
では、具体的にどういう叱り方が良いのか?
藤崎達宏さんが書かれた「0〜3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!」にそのヒントが書かれていました。
モンテッソーリ教育では「叱る」という概念はありませんが、著書の藤崎達宏さんの子育て論として書かれています。
モンテッソーリ教育とは
イタリア人であるマリア・モンテッソーリが1907年に確立したもので、100年経った今も世界各国で支持されている教育方針です。
一言で言うなら、「子どもが一人で生きていく力を身につけるために、親が環境を整えてあげて、自分でできることを増やしてあげよう」というものです。
❶真剣に叱る
❷その場で叱る
❸短く叱る
順番に解説します。
❶真剣に叱る
「(中略)特に言葉の理解がまだ難しい0〜3歳の子どもに、理論的に諭して理解させることは無理な話ですし、効果はありません。言葉はわからないけれど、感じ取れる真剣さが大切なのです。」
引用:藤崎達宏 「0〜3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!」p237
真剣に叱ることは本当に大切だと実感しています。
私も息子に真剣に叱るようにしています。
ただ、叱るだけでなく、「○○ちゃんは、こうしたかったんだね」と子どもの気持ちを代弁するように心がけています。
この一言があるかないで、息子も単に叱られているだけでなく、愛情を持って接してくれているんだと感じてくれているようです。
❷その場で叱る
『(中略)家に帰ってきてから「〇〇ちゃん、さっき赤信号だったわね」などど、後で叱っても、子どもは何のことやら、ポカンとするだけです。子どもを叱るときは、何よりも「タイミング」を大切にしましょう。』
引用:藤崎達宏 「0〜3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!」p239
子どもって本当に前向きだと思いませんか?
さっき、あんなに叱ったのにもうあっけらかんとしている。
大人の私たちも学ばなければいけませんよね(笑)
その場で叱ることによって、子どもは「今」したことはいけないことなんだと学ぶようになります。
私も息子に実践しています。
また、外で叱ることがあった場合は、人前でできるだけ叱らないように意識しています。
子どもの「自尊心」を傷つけないようにするためです。
大人でも職場で同僚の前で叱られたら、嫌な気持ちになりますよね?
子どもも同じなので、そこは意識しています。
❸短く叱る
「(中略)しっかり叱った後は、元の親に戻ること。この繰り返しが、本当の信頼関係を築きます。」
引用:藤崎達宏 「0〜3歳までの実践版 モンテッソーリ教育で才能をぐんぐん伸ばす!」p240
私自身は、一番ここを気をつけるようにしています。
親がいつまでもネチネチ引きずっていては、せっかく子どもも理解してくれたのに、叱った意味自体がなくなってしまいます。
短く、スパッと叱る!
私も本当に意識しながら実践しています。
スパッと叱って、すぐに普通のパパに戻ることで、息子と信頼関係が築けているような気がします。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、「子どもの能力を伸ばす【褒め方】と【叱り方】」についてお話しました。
私は、子育ての専門家でも教育者でもありません。
ただ、今回ご紹介したことを息子に日々、実践していく中で肌感覚で子供との信頼関係が築けているように思います。
皆さんも今日から、子どもに実践してみてはいかがでしょうか。